2008年 11月 18日
フランスの話をしよう。Vol.5 |
フランスを旅していて、思わぬところで日本人に会うことが
何度かありました。
パリのパン屋さん巡りをしていた時がそう。
Tapio la Baguette de Parisというパン屋さん。
ここでも、「写真とってもいいですか?」と了解を取って、
パシャパシャ、シャッターを切っていたら、店のマダムが、
「ブーランジェか?」と聞くので、
「ウィ」と一言。
「うちのオーナーは日本びいきんなんだよ。おいで。」
と、工房の中を案内してくれました。
そこのオーナーのタピオさんは、すこぶる陽気で気さくな人。
工房の中や、二人の写真を一緒に撮ったりしました。
そして、そこで、頭を粉だらけにして働く1人の日本人青年発見。
聞くと、広島から来ていて、ワーホリで、フランスで働いているらしい。
思わず同士に会ったみたいで、嬉しくて、パンのこと、日本のローカルなところまで、
思わずお喋りに花が咲きました。
彼の案内で、同じ広島出身のパン職人さんに会ったり、私の知らないおいしいパン屋を
案内してくれたり、夕食にピザ屋や、ステキなカフェに連れて行ってくれたり、随分
お世話になったのです。
「僕は、パンが焼ければいい。」
と、毎日ものすごい数のパンを焼きながら、パリでパンを焼いていることの
気負いもさほどなく、自然体で働いていることが、すごく印象的でした。
フランスに研究熱心にパン修行に来る日本人の中では、珍しいタイプ。
パリのパン屋も、逆に私の方が詳しかったり。
実は、フランスでは、パンづくりは、男の仕事なのです。
量が半端な数ではないので、仕込みから焼きまで、本当に力仕事。
街のパン屋さんで、女性のパン職人を見ることは、結局ありませんでした。
だから、こんな肉体労働は、本当に身体を動かすことが好きでないと続かない。
だから、彼は、ずーっと昔々からいる素朴な職人さんを彷彿させ、それが却って、
私にとっては、遠い存在ではなく、親しみを感じさせてくれたのです。
また帰りに、私のパンの旅の報告をすることを約束して、これからの私の旅を
送り出してくれたのでした。
ありがとう。ヤスシくん。ヤマジくん。
今は、日本で働いているねぇ。 きっと。
何度かありました。
パリのパン屋さん巡りをしていた時がそう。
Tapio la Baguette de Parisというパン屋さん。
ここでも、「写真とってもいいですか?」と了解を取って、
パシャパシャ、シャッターを切っていたら、店のマダムが、
「ブーランジェか?」と聞くので、
「ウィ」と一言。
「うちのオーナーは日本びいきんなんだよ。おいで。」
と、工房の中を案内してくれました。
そこのオーナーのタピオさんは、すこぶる陽気で気さくな人。
工房の中や、二人の写真を一緒に撮ったりしました。
そして、そこで、頭を粉だらけにして働く1人の日本人青年発見。
聞くと、広島から来ていて、ワーホリで、フランスで働いているらしい。
思わず同士に会ったみたいで、嬉しくて、パンのこと、日本のローカルなところまで、
思わずお喋りに花が咲きました。
彼の案内で、同じ広島出身のパン職人さんに会ったり、私の知らないおいしいパン屋を
案内してくれたり、夕食にピザ屋や、ステキなカフェに連れて行ってくれたり、随分
お世話になったのです。
「僕は、パンが焼ければいい。」
と、毎日ものすごい数のパンを焼きながら、パリでパンを焼いていることの
気負いもさほどなく、自然体で働いていることが、すごく印象的でした。
フランスに研究熱心にパン修行に来る日本人の中では、珍しいタイプ。
パリのパン屋も、逆に私の方が詳しかったり。
実は、フランスでは、パンづくりは、男の仕事なのです。
量が半端な数ではないので、仕込みから焼きまで、本当に力仕事。
街のパン屋さんで、女性のパン職人を見ることは、結局ありませんでした。
だから、こんな肉体労働は、本当に身体を動かすことが好きでないと続かない。
だから、彼は、ずーっと昔々からいる素朴な職人さんを彷彿させ、それが却って、
私にとっては、遠い存在ではなく、親しみを感じさせてくれたのです。
また帰りに、私のパンの旅の報告をすることを約束して、これからの私の旅を
送り出してくれたのでした。
ありがとう。ヤスシくん。ヤマジくん。
今は、日本で働いているねぇ。 きっと。
by themarket
| 2008-11-18 18:40
| フランスのはなし