2007年 09月 22日
「あいまい」という豊かさ |
こんにちは。
久々の書き込みです。
先日、前回紹介した「山水人」のお祭りに3日間だけ、出掛けました。
京都から、さらに2時間ほど車を走らせた、滋賀県との県境の朽木ファームです。
湧き水が流れ、ブナや杉の原生林の中、時には、雨や風にやられながら、星降る夜空の下のキャンプサイト。
17日間のうちの、たった3日間でしたが、さまざまなものを感じたイベントでした。
コタンの出店も、野菜や食料や様々な日用品、パンやお菓子や、コタン食堂、どれもこれも、賞賛の言葉を浴びて、大好評でした。
3週間も続くと、そこは、完全に「村」と化して、アジアの露天商店そのもので、「コタン通り」という名前も付けられていたほど。
お祭りのスタッフも出展者もみな、入り交ざって、区別なく、ご飯を炊くのに薪をくべたり、洗い水がなくなると、補充したり、ティピを建てるのも、どこからかともなくヘルプがやってきたり。
様々な音楽やパフォーマンス、講演やワークショップの間にも、自然発生的に、オブジェや壁画が出来ていたり。
それは、はじめからルールありきではない、とても心地よい空間がありました。
境界線(ボーダー)というものが、どんどん曖昧になって、溶けていく瞬間です。
自分と他人とのボーダー
自分と自然とのボーダー
自分と宇宙とのボーダー
考えてみると、それは、全くもって、自分が引いた境界線であることに気付きます。
あいまいという豊かさ。
ほんの少しですが、そんな世界に触れることができたお祭りでした。
関わったすべてのスタッフは、本当にお疲れさま。
ここでもらったものを、今の私たちに活かそう。
ほんとうは、世界は分かれているのではない ということを。
by themarket
| 2007-09-22 17:07
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